料理教室で長く使っている道具たち|まず揃えたいボウル・ゴムベラ・ホイッパー

料理やお菓子づくりの道具は、気がつけばたくさん試してきました。
見た目が素敵なもの、プロ仕様のしっかりしたもの、流行していたもの。
でも、20年以上料理教室やレシピ開発、撮影の仕事を続けてきて、結局最後に残っているものは、「毎日ストレスなく使えるもの」なのだなと思います。
今回は、料理もお菓子も、発酵料理も、そして教室でも長く使い続けている道具を3つご紹介します。
どれも派手ではないのですが、私にとっては「結局戻る道具たち」です。

軽さが手放せなくなった「メジャーボウル3点セット」
私がこのボウルを使い始めて、もう18年ほどになります。
それ以前は、もっと厚みがあり、巻きもしっかりした、重厚感のあるステンレスボウルを使っていました。価格ももっと高かったと思います。
でも、このボウルを使い始めてから、以前のボウルを使う機会がどんどん減ってしまいました。
一番の理由は、「軽さ」です。
毎日の料理やお菓子づくり、そして教室では、とにかく洗い物が多くなります。
その中で、道具の重さというのは、気づかないうちに意外とストレスになっているんですよね。
もちろん、しっかりした道具を使うことで気分が上がることもあります。
でも私は、「ラクであること」が、自分にとってすごく大事なのだと、このボウルを使って改めて感じました。
さらに、生クリームを泡立てる際、ホイッパーとの摩擦で黒い粒が出ることがあります。
このボウルはそれがかなり少ないのも、長く使い続けている理由のひとつです。
私は教室用も含めて、このセットを5セット持っています。
サイズ違いの3点セットなので、料理にもお菓子にも対応しやすく、「これがひとつあればかなり網羅できる」と感じています。
使用しているボウルはこちらです。
30年近く使っている、一体型のシリコンゴムベラ
ゴムベラは、もう30年近く同じタイプを使っています。
私が重視しているのは、「柄と先端が一体型」であること。
以前は100円ショップなどのものも使っていたのですが、柄と先端が分かれるタイプだと、その隙間に水が入り込んでしまうことがありました。
衛生面も気になりますし、長く使っていると劣化もしやすいんですよね。
その点、一体型はとても扱いやすく、安心感があります。
さらに、このゴムベラは耐熱なので、木べら代わりに鍋調理にも使えます。
炒め物やソースづくりなどでもそのまま使えるので、洗い物を減らしたい時にも便利です。
そして何より、耐久性。
私が使っているものは、30年近く現役です。
もちろん、白いシリコンなので、色素の強い食材を扱うと色移りすることがあります。
また、シリコンは刃物が当たると傷つくこともあるので、その点は少し注意が必要です。
それでも、結局これに戻ってしまいます。
発酵料理では、炊飯器で発酵野菜みそを混ぜる時などにも使っています。
使用しているゴムベラはこちらです。
料理にもお菓子にも使いやすい「ホテイ印8号ホイッパー」
ホイッパーも、30年近く使っている道具のひとつです。
お菓子づくりでは、もっと大きなホイッパーを使う方も多いと思います。
でも、私が愛用しているホテイ印の8号サイズは、料理にもお菓子にも使いやすく、とても小回りが利きます。
特に、先ほどご紹介したボウルとのサイズバランスがとても良いんです。
また、女性の手にも馴染みやすいサイズ感なので、扱いやすさがあります。
そして、このホイッパーの一番好きなところは、「ワイヤーのしっかり感」です。
最近一般的に販売されているホイッパーは、比較的柔らかいワイヤーのものも多いのですが、こちらはしっかりしています。
そのため、生クリームだけでなく、少し重めの生地もしっかり混ぜやすいんです。
もちろん、柔らかいワイヤーに慣れている方は、最初少し違和感があるかもしれません。
でも私は、このしっかりした感触に慣れてしまって、逆に柔らかいタイプだと少し心許なく感じるようになりました。
料理、お菓子、発酵。
どの場面でも、ずっと使い続けている道具です。
使用しているホイッパーはこちらです。
道具選びで大事にしていること
長く仕事をしていると、たくさんの道具を試します。
でも最後に残るのは、「毎日使っていて疲れないもの」なのだと思います。
料理教室でも、撮影でも、日々のごはんでも。
気負わず使えて、自然と手が伸びる道具。
そんなものが、結局いちばん長く残っています。
これからも、教室や台所で長く使っている道具を、少しずつご紹介していけたらと思っています。
次回は、保存容器や発酵で使っている道具についても書いてみようと思います。

